スポーツ選手がポカリスエットよりミネラルウォーターを選ぶ理由
運動時=スポーツドリンクは必ずしも正しくない!
運動時には何といってもスポーツドリンクだよね。
もっと言えば、スポーツドリンクといったらアクエリアスよりポカリスエットだ。
私、今まで何の疑問もなくそう思っていました。
ですが実は、必ずしもそうでないことが最近わかったのです。
運動時の発汗等により失われた水分を補うためには、水でもスポーツドリンクでも大きな違いはないという研究結果もでているようです。実際、プロスポーツ選手の多くは、市販のドリンクではなく、水や自作のドリンクを愛用している人が多いことからも、スポーツ時にスポーツドリンクというのは誤った考えだと言えるでしょう。
スポンサーとの兼ね合いという大人の事情で飲んでいるケースもありますが、その場合でも3~4倍程度に薄めて飲んでいるようです。
要はテレビCMなどのイメージ戦略で、
激しいスポーツ時はもちろんポカリスエットだね!
二日酔いにはアクエリアスがいいみたい
などと半ば都市伝説的に広がってきたという訳なのです。
むしろ、糖分をたっぷり含むスポーツドリンクを飲み過ぎると、余計にのどが渇いてしまい、最悪の場合脱水症状になる危険性もあるので、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。
運動と水分摂取のかしこい関係
運動の激しさや気温によって必要な水分摂取量は違ってきますが、
重要なのは、喉の渇きを覚える前に水分を摂ることなのです。
目安として運動前に200~300mlの水分を摂取して、運動中はなるべくこまめに200ml程度の水分を補給するのが良いと言われています。
人間の体の60%は水分でできており、水分が2%失われるだけでも激しいのどの渇きを覚えるほど水分量は健康維持のためにも重要なのです。ちなみに、3%の水分が失われると意識がボォーッとしてきて、5%を超えると頭痛や発熱が、10%を超えると生命に危険を及ぼしてしまうようです。
スポーツ向けと言いつつ実は運動時には適さない?
スポーツドリンクは、スポーツ時に摂取するのに最適なドリンクではなく、実はスポーツのイメージをあらわした清涼飲料水なのである。メーカーとしては運動時だけに飲んでもらっても、さほど売上が増えないことをよく知っているので、じゃあ、水分補給に最適だとか、熱中症にも効果があるような宣伝を繰り返しているのです。
スポーツドリンクはあっさりとした味わいだが、非常にカロリーが高いため、健康的なイメージにつられて毎日摂取したりすると肥満の原因になるほど。スポーツ=健康だと勘違いして飲み過ぎることのないようにご注意くださいね。
その点、ミネラルウォーターは当然カロリーはゼロなので、いくら飲んでも太る心配はありませんし、余分な成分が含まれていないのでお子さまから大人まで安心して飲めるわけです。まさにシンプル イズ ベストですね!