モンドセレクション受賞のミネラルウォーターは本当に美味しいの?
よく耳にする「モンドセレクション」って何?
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く品評機関のことで、「食」に関するあらゆる審査を行っているところです。
「食のオリンピック」「食のノーベル賞」とも呼ばれ、世界で最も認知度が高く、歴史が深いコンクールとして知られています。
近年、ウォーターサーバー業界でも、「モンドセレクション受賞」のお水を発売する会社が増えてきましたが、実のところ、モンドセレクション受賞のお水は美味しいのか?を探ってみました。
モンドセレクションの審査は、「味覚」「衛生」「成分表記の正確性」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、専門家やスペシャリストによって厳格な審査が行われています。詳細な審査内容は非公開となっていますが、それらの評価点によって、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞の4段階に区分されて授与されるというものです。
このような審査を通過して選ばれた商品というのは、一定水準をクリアした確かな商品であると言えるでしょう。ただし、選定基準は美味しさだけでなく多岐にわたるため、
モンドセレクション=おいしい
という訳ではなさそうです。
ちなみに、モンドセレクションが一気に有名になったのは
ビールメーカーが3年連続1位みたいなCMを流してからのような気がします。
ミネラルウォーターの受賞選定基準は?
では、水のように美味しさに明確な違いがない商品の場合、どのようにして選定をされているのでしょうか?
日本国内でも20種類以上の水が受賞していて、最高金賞や金賞を受賞しているものも多くありますが、そのほとんどが天然水となっています。一部、水道水をろ過しただけのRO水でもモンドセレクションを受賞している点からも、決して味わいだけでなく、衛生面や成分などの総合的な評価をされていることが分かります。
そのため、モンドセレクション受賞だからといってすぐに飛びつくのではなく、あくまで一定基準の評価を受けたという考え方で、選ぶ際は価格や利便性なども考慮して決めるのがカシコイ選択だと言えるでしょう。